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2008年12月

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すてき

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今年も残すところあとわずかですね。
この時期がくるとほんとに毎年毎年はやいなーと実感してしまいます。

ブログを初めて来年で2年になるのですが
初めてみて、それまでの生活では全く使わなかった言葉があります。

『素敵』という言葉です。

男なので自分の口からはまず発することはありませんですし(笑)
日々の生活で文章としても使うこともありません。

しかし自分のブログを見返してみると
なんとおおくの『素敵』があることにびっくりしてしまいました。

素敵なお店に
素敵な料理
素敵な小説に
素敵なレンズ
素敵な映画
素敵な詩
すてきな人たちに
素敵な路地
そして素敵な街。。。

ぼくのたくさんの素敵が詰まっているんだなーと思ったり
そして恥ずかしがらずにすてき、すてきと連呼していることに
少々恥ずかしい思いもしたりして。(笑)

でもやっぱり素敵と言える毎日はとても『すてき』なことのように思います。
そして来年もぼくが思うたくさんのステキをエントリーできれば、とも思います。

年が変わってもみなさんにもすてきな1年がまわっていくことを心より願っております。
このブログをみていただいて本当にありがとうございます。

Close to You

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セーヌ河のうた

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セーヌ河は幸福女(しあわせもの)

気苦労もなく

のんきに過ごす

昼も夜も

しずかに音なく

水源を発ち

やきもきもせず

お床を出もせず

パリを通って

海へと立ち去る



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セーヌ河は幸福女(しあわせもの)

気苦労もなく

緑のドレスに身をつつみ

きらきら光を連れながら

  河岸に沿い
  散歩すれば

ノートルダムは妬ましげ

不動で厳格

その石造りの高みから

彼女(セーヌ)を見やる  白い眼で



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けれどもセーヌは知らない顔  ただゆらゆらと

気苦労もなく

のんきに過ごす

昼も夜も

パリのミゼール(貧困)の

ミステール(秘密)のただなかを

夢みたいに通りすぎ

ル・アーヴルへと行っちまう。        



<ジャック・プレヴェール 鳥への挨拶より>

電気ギター

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君は電気ギターという

お料理を食べたことがありますか

パセリ  セロリ  レタス

アスパラガス  チーズ  ソーセージ

それに西洋ワサビをつけて

そんなものは口に合わぬとおっしやるなら

Chere amie よ

僕は東京じゅうを逆立ちして

歩いて見せましょう




なぜなら  電気が入れば  君は死ぬのだから
              お 電気ギターよ

                        <KURODA IRI SOMETHING COOLより>

Sequenceを歩いて

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毎日、凄まじい勢いで変化していく東京。
その勢いで自分の記憶に定着する暇もない。
毎日歩いている道さえ次の日には空き地になりそこになにが建っていたか
街の風景を思い出せないくらいだ。

そんなことがあった時は
まるで東京に『ぼくのことはいつでも忘れていいよ。』
と言われているようでどこか悲しい。

駅前はだいぶ昔とは変わってしまったけれど
少し路地に入って行けば変わらない姿でただずむ尾道。
それはまるで尾道に両手を広げ『待っていたよ。』
と言われているようでどこか嬉しい。

尾道の風景がなんでこんなに心に滲みるのか。
古い建物が残っているだけなら京都や鎌倉と変わらないのにどこか違う。

どこが違うのか。
それは建物と建物の間のシークエンスが昔のまま残っているところだと思う。
街の繋がりの空間が残こりそれが散歩するものの昔の記憶を呼び覚ます。

そして誰もが魔法をかけられたように尾道の魅力に惹かれてしまう。
ぼくもその一人だ。

気がつけば東京に戻り、忙しい毎日。
どうやら魔法はきれてしまったようだ。
笑顔をもらいにまた行こう、尾道へ。

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古くを繋ぐもの

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ご存知の通り尾道は寺の街でもある。
その数はいくつあるかわからないがかなりの数の寺があるのではないか。

その数ある寺を全て廻ったわけではないが
最も好きなのが浄土寺だ。

どちらかというと
寺が寺らしい京都や奈良の大きな寺というよりも
寺が寺らしくない鎌倉の小さな寺に似ているようだ。
なんともない寺だけどそのせいか穏やかでとても清々しい。

小津安二郎の東京物語では
何も語らず海を眺める笠智衆が浄土寺に佇むシーンが印象的だった。

東京物語にでてくる尾道の風景はほとんど変わってしまっている。
僕の思い込みだけかもしれないが
この浄土寺の塀と子供達が遊ぶ広場は映画の頃と変わっていないのでは?と思う。

塀、多宝塔、多数の石仏。
それに中央にあるとても尾道らしいおおらかな広場。
これらは昔の尾道も眺めてきたのだろう。

ぼくはこの風景を眺め、心に残す。
そうすることで昔の尾道とも触れ合えたような気もしてくるから不思議だ。

そしてこの風景はぼくの知らないこれからの尾道も眺めていくのだろう。
すばらしい未来であることを祈ろう。

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尾道水道

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~写真をとるにさいしては、つねに対象と自己にたいして
 最大の尊敬をはらわなければならない。~ 
 <Henri Cartier-Bresson>


尾道の最も好きな場所。
それはやっぱり尾道水道だ。
尾道にたどりつくとたとえクタクタだろうがヘナヘナだろうがじっとしていられない。
尾道水道にかけだしていきたくなる。

少し高台から尾道水道を眺めると1円ぽっぽと呼ばれる
かわいらしいフェリーが1日中忙しそうにこの水道を行ききしている。

その様は水道に動きを与えとても美しい。
その美しさが地元のかたの生活に密着しているところが何よりも好ましい。
日頃、東京のみせかけの美しさにうんざりしたぼくの眼にはとても新鮮だ。

生活に密着してこそ人に動きが産まれその光景は輝きをます。

ぼくの写真には決定的瞬間はないけれど
偉大な先人がそうしたように僕も尾道に、尾道水道に、尾道の人々に
最大の敬意をはらい散歩することにしよう。

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ぬくいけん

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尾道には猫が似合う。

夏の尾道の猫は千両役者だ。
毎回くるたびに驚かされる。
まるでぼくたち旅行者を喜ばせるかのように絶妙な場所に
ちょこんと佇みこちらをみている。

秋の尾道の猫たちはどこかのんびりしていた。
それはだんだんと近づいてきている冬のせいかもしれない。
暖かい場所をもとめてのんびりと散歩している。
まるで通りすがりの僕などおかまいなしに。(笑)

そして暖かい日だまりをみつけた彼らは眼をほそめぼくにこうつぶやく。

いやーきょうはほんとぬくいけんねー と猫。
普段はこんな暖かくないのですか? と僕。
いやーきょうはほんとに格別だよー!

日だまりで暖まる猫達と出会えるとぼくも嬉しくなってしまう。
そしてぼくはパチリと一枚。。。。

猫は必ずいい場所をしっている。
夏なら涼しい場所。
冬なら暖かい場所だ。

猫がいる場所は必ずいごごちがいい。
だから猫があつまる街は必ずいい街だ。
あたかもボサノヴァミュージックが流れているカフェのように。

アントニオ・カルロス・ジョピンは猫がすきだったのではないか?
と想像を膨らませ
僕は猫をながめとても幸せなきもちになった。

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地図のない道

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<山手からの眺望>

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<山手全景>


尾道駅のすぐ裏にこんもりと尾道水道をやさしく眺めるように山手はある。

尾道の路地というと古寺めぐりの路地がすぐにおもいつくが
山手の路地もなかなか素敵だ。

昔、表参道や代官山に建っていた同潤会アパートのような
少し寂れたアパート群を縫うように細い路地が張り巡らせられている。

ここはきっと地図のない道だ。
さまよって道を間違えても恥ずかしくない。
それならじっくり路地にさまよおう。

朽ち果てた階段
さびれた壁
その脇には雑草と生命力のある花が咲きほころぶ。

地図のない道だからか
迷いこんで出られなくなるような気にさせられる。

路地をのぼり行き着くと
突然視界が開け輝く水路が眼にとびこんでくる。

さまよった路地になれた眼で
輝く尾道水道を眺めるとほっとこころがなごむ。

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Smile Onomichi

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尾道に到着したのは正午すぎ。
1年ぶりの尾道だ。自然とほほが緩む。

まずはゆっくりと尾道を体になじませようとおもいつくまま歩いてみた。
なにも目的もなくただ歩くのみ。今回の旅行はそれが目的だ。

いつも尾道には真夏の暑い盛りに旅行に行っていたので
とにかく暑いイメージが勝手に自分のなかにあった。
こんなに涼しい尾道は初めてだ。
少し歩くとはあはあ息をきらし、汗はだらだらのいつもの尾道ではない。

暑い尾道もいいけれど涼しい尾道もいい。
なんて思いながら路地に入って行く。

歩いているうちに心も軽やかにはずんできた。
細い路地では井戸端会議に花を咲かすおばちゃんたち。
海に目をやれば孫をつれて釣りをするおじいちゃん。
おもわず自分の幼少期をおもいだす。


路地を歩いていると自宅前を掃除している地元の人が
コンニチハと挨拶してくれる。
ぼくはただそれだけのことでもうれしくてうれしくてコンニチハと笑顔で返事をする。

東京でもそうありたいと想いながらもなかなかそうはいかない。
キョウモハレテイマスネ!

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